スコッティキャメロンパターセレクションガイド

スコッティキャメロン
パターセレクションガイド

スコッティキャメロンのパターの選び方に関して解説いたします。

※こちらの記事は米国スコッティキャメロンを日本語訳したものです。

SHAPE (形状)自分に合ったパターを選ぶ

多くのプレーヤーが自分のストロークに合わせてパターの形状を選択します。テクニカルストロークの技術を持つプレーヤーやアライメントのためにパターを使用するプレーヤーはスクエアタイプの形状とメカニカルネックのパターを使うことでプレーの精度が上がるかもしれません。技術面は気にしたくないというプレーヤーにはラインがソフトでフローネックのほうをお勧めします。

スコッティキャメロンのパターはすべて、アメリカ国内で加工され、究極なまでに誤差をなくした正確性を誇り、パターのフェース、ソール、ネックはすべてツアー公認仕様の基準を満たしています。

PATH (スイング軌道)パターの軌道は直線ではない

パターはターゲットラインに沿って垂直には移動しません。ライアングル(ライ角)があるため、適切なパッティングストロークは弧の軌道(アーク軌道)に沿って動きます。ターゲットラインの少し内側からスタートし、ターゲットラインに戻り、そしてインパクトの後は再びターゲットラインの内側に戻る軌道を描きます。

パターの長さ(レングス)が適切であれば、アイポジション(目の位置)をターゲットラインのほんの少し内側に正確にセットすることができます。トゥフローが適切であれば、パターはストローク中に適切な弧を描くことができます。

TOE FLOWトゥフローはプレーヤーにとって絶対条件

パターヘッドが適切な弧を描いて移動するには、パターのトゥはストローク中に『流れるように』移動する必要があります。パターのネック、あるいはシャフトが、どのように、どの位置でヘッドと接合しているかがトゥフローを決定づけます。

パターを選ぶコツは、適切な弧を描いて流れるように移動するもの、あるいは、弧を描いて移動する動きを助ける働きをするものを選択することです。このようなパターを選べば、自分の手でパターフェースを操作する必要が少なくなります。プレーヤーのストロークのクセを修正し、望みのストロークを生み出すトゥフローを見つけ出すベストな方法は、20フィート(約6メートル)の距離からストレートに打つ練習をすることです。どの打ち方がベストであるかを見極めることができるでしょう。

LENGTH (長さ)レングスがアイポジション(目の位置)を決定する

もしパターが長すぎれば、セットアップ時の姿勢がアップライトになりすぎ、アイポジションがターゲットラインのかなり内側に入り込むことになります。パターが短すぎると、セットアップ時の姿勢が前傾になりすぎ、アイポジションがターゲットラインからかなり外側にそれてしまいます。

理想的なパターレングス(パターの長さ)であれば、アイポジションはターゲットラインの1～2インチ(約2.5センチ～5センチ)内側の位置に固定され、良い姿勢とバランスを維持しながら、適切な弧を描くパッティングストロークを打つことができます。

NECKネック

パターヘッドのネックデザイン(設計)およびその位置はパターのパフォーマンスに影響を与えます。短めのネック、あるいはシャフトの傾斜はトゥフローを大きくさせ、その結果、より自由に弧を描いてスイングするパターになります。

長めのネック、あるいはシャフトの傾斜はトゥフローを小さくさせるため、ストロークが弧を描きにくくなります。シャフト軸がパターのヒールにより近い場合はフローが大きくなります。一方、シャフト軸がセンターに近い(ストレートシャフトパターのように)場合は、よりまっすぐなテクニカルなストロークを生み出す、フェースバランスのよいパターになります。

GRIPグリップ

グリップはパターのデザイン(設計)を決める重要な要素の一つです。細めのグリップは、よりなめらかな弧を描くストロークを生み出しやすく、一般には、より高いトゥフローのパターと相性がよいとされています。太めのグリップは、より正確なスクエアパッティングストロークを生み出しやすく、フェースバランスドパター(フェースバランス型パター)と相性がよいといわれています。握りやすさやパターのデザイン、自分が求めるストロークにぴったりと合うグリップを選択するのがよいでしょう。